字が奇麗な人っていますよね。

字が綺麗な人って内面まで優れていると

感じることはありませんか？

同じように英語が話せる人は頭が良いと感じたり、

学歴が高いだけで仕事ができると思ったりしてしまいます。

実際は字がきれいなことと

人格的に優れているかは直接関係なく、

英語が話せることと頭が良いことも直接関係ないです。

しかし私たちは相手の内面を冷静に分析することなく、

特徴や身に付けているものから

評価を作ってしまうことがあります。

これをハロー効果（光背効果）といいます。

「ハロー」とは後光のこと、

「字がきれい」「英語が話せる」という

後光を身にまとうことで、

人そのものが優れていると思い込んでしまうのです。

この効果はとても強いので注意が必要です。

アメリカの心理者ソーンダイクは、

軍隊の隊長に部下の兵士の「知性」「運動能力」など

いくつかの評価させる実験をおこないました。

優秀な兵士は全て高く評価され、

劣等な兵士は全て低く評価されるという

強い相互相関が見られたのです。

人の評価は明確な尺度や基準に沿って

行われているというよりは、

際立った特徴の「良い」「悪い」を

全体像として捉えていると結論付けました。

人を評価する時に顕著な特徴に引きずられて

評価が歪められてしまうことを現しています。

目上の人には礼節と言葉遣いをしっかりしよう。礼儀をしっかりとするだけで、良いヤツと思ってくれる。詳しい解説は『パンダ先生の心理学図鑑』でしているよ。ぜひ見てみてね。

▼メニューに戻る