色によって異なる時間感覚 色には人の時間感覚を狂わす力がある。たとえば人は赤い色を見ていると時間を実際の時間よりも長く感じ、青い色を見ていると短く感じてしまうのじゃ。ある2人の者に協力をしてもらい、1人をピンクの壁紙と深紅の絨毯が敷かれた赤い部屋に入れる。そしてもう1人をブルーのカーテンと水色の壁紙が張られた青い部屋に入れる。そうして時計を持たずに1時間たったら出てきてほしい依頼すると、赤い部屋に入った者は40〜50分ぐらいで出てくるが、ブルーの部屋にいる人は70〜80分は出てこない。「それは赤い部屋が趣味の悪いセレブの部屋みたいで、居心地が悪かったから」。まあまあ、人間は赤の使い方がまだまだなので、確かにそんな意見もあるじゃろう。しかしそれだけではない。人間の時間感覚は、部屋の色によって狂わされてしまうのだ。 ●色彩心理が作る良い会議 会社員にとっての悩みのひとつに、長い時間をかけた会議があるだろう。2時間を越す会議は好ましくあないのう。そんな長い会議が主流になっている会社の会議室は、青い色系の内装にするのが良い。ブルー系のカーテン、青い椅子、会議用に青いノートを用意する。青い色を見ていると時間の流れが早く感じるので、早く会議を進めようとする強迫観念が生まれるのじゃ。さらに青い色はリラックス効果もあるので、斬新なアイデアが生まれてくる可能性も高いぞ。時間が短く感じ、さらに内容の濃い会議が期待できる。そんな中、会議で自分の発言に注目を集めたいなら、色を抑えた赤系のネクタイ着用がお勧めだ。赤には人を注目させる効果がある。青色で包まれた部屋だけに、余計に人を注目させてくれるぞ。 |
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色には時間感覚を狂わす効果があるのじゃ | ||||||||||||||||||
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