ザイアンス効果/会えば会うほど好きになる心理

ザイアンス効果
会えば会うほど好きになる心理

最初は興味がなかった相手でも、何度も見たり話をしているうちに次第によい感情を抱くようになります。この効果は論文にまとめた心理学者の名前をつけてザイアンス効果(ザイオンス効果)と呼ばれています。もしくは一般名として単純接触の原理、単純接触効果と呼ばれます。

 男性は女性を外見的な要因から「好き」「嫌い」という感覚を初期に作りやすく、女性は男性に対して好意を持たない形で初期接触しやすい。そういう意味では女性の方が効果的に働くと考えられます。ただしこの効果は嫌いな相手には機能しなく、近くにいても余計に嫌われるだけなので注意しましょう。

アメリカの心理学者ザイアンス(ザイオンス)は、顔写真を目にする回数によって、好意がどう変化するか実験をおこないました。大学生にランダムに異性の写真を見せたところ、写真を見た回数が多いほど相手に対して好意を持つことがわかったのです。異性の顔には好みがあるはずだが、何度も写真を見ただけでも好意を持つようになる。同じように写真ではなく人に会わせる実験をおこなっても結果は同じだった。人は単純に見る回数が増えると相手に好意を持ちやすいことがわかりました。

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学校であったら同じサークルに入る、職場だったら出勤時間を合わすように努力するなど、できるだけ相手と顔を合わせることが大事。

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