損をしたくないと考える原理

〜人の損失回避傾向〜

「得をしたい」という気持ちより実は「損をしたくない」という気持ちが強くあるのです。こんな状況を考えてみてください。

 あなたが勤めている会社の業績が好調で社長が気前よく来月から社員の給料を一律1万円上げてくれることになりました。仕事の評価と関係なく給料が上がるのですから、とても得した気分になるでしょう。

 では逆に、会社の都合で来月の給料から1万円下がったとしたらどうでしょう? 1万円上がったときと同じだけ悲しい気持ちになったでしょうか?

やだ、やだ、給料下がるのやだ

 

多くの人は1万円上がったときよりも1万円下がったときのほうがはるかに嫌な気持ちになります。同じ1万円なのになぜなのでしょう?

 人は得をしたいと思うよりも、損をしたくないと考えるからなのです。実際、損をしてしまうと得をしたときよりも大きなダメージを受けてしまいます。これを「損失回避の傾向」と言います。

 

やだ、下がるの…

 

た、たとえばの話です…