「器が小さい人」から抜け出す心理学
  (PHP研究所/定価1,080円(税込))

 すぐにテンパる、自分の間違いを認めない、人の成功はぜったい喜べない……

今、そんな器が小さい人が増えています。器が小さくなるには、いくつかのパターンがあるもの。本書はさまざまな「器が小さい人」を多角的に研究、その特徴をイラストでキャラクター化して、解説しています。思わず笑ってしまいながら、「あるある、こんなところ」と気づくことがきっと多いでしょう。

 本書はたんに器が小さい人を紹介しているだけの本ではありません。どうして小さい器になってしまうのか? そのメカニズムを、心理学と脳科学的なアプローチで紹介しています。と言っても、心理学や脳科学の知識がなくてもわかるように、できるだけ専門用語等を使わないように心がけています。

 「なぜ、器が小さいのか?」という心理がわかれば、器が小さい人の対処法が見えてきます。それだけでなく、自分も気になっていた「小さな器」を改善する方法も見えてくるでしょう。

登場キャラクター
イライラッコ
オコットラー
□ 頼んだ料理がこなくてイライラ
□ コンビニで列ができているとムッとする
□ セロハンテープの先が取れなくて感情的に

やたらとイライラしている器の小さい人です。
でもなぜ人はイライラしてしまうのでしょう?

□ 相手の簡単なミスも許せない
□ 自動改札で人が詰まると…
□ 車に乗ると感情的に攻撃的になる

ささいなことでキレる器の小さい人です。
でもなぜ人はキレてしまうのでしょう?

ウラオモテヤマネコ
□ 陰で仲間の欠点を言いふらす
□ 会議では他部署の批判に個人攻撃
□ 部下や同僚のミスはすぐに上司にチクる

陰で人の批判を繰り返す器の小さい人です。
でもなぜ人は陰口を言うのでしょう?

まっしろくま
□ 仕事が重なると頭がまっしろ
□ たまに今なにをしているか忘れる
□ メニューの多いレストランでは注文が止まる

いつもいっぱいいっぱいの器の小さい人です。
でもなぜ人はいっぱいいっぱいになってしまうのでしょう?

ジャスティファイター
□ 失敗すると誰かのせい
□ 遅刻をすると電車のせいにする
□ とりあえず正当化

間違いを認めない器の小さい人です。
でもなぜ人は正当化してしまうのでしょう?

その答えがここに
「器が小さい人」から抜け出す心理学↓
キライオン
□ 電車の隣の人が急に立つと不安
□ 友人から嫌われていると感じる
□ たまに強い孤独感におそわれる

過剰に嫌われていると感じる器の小さい人です。
でもなぜ人は嫌われていると感じるのでしょう?