『人間関係に活かす! 使うための心理学』
(PHP研究所/1,080円税込み)

人間関係の心理を中心に人はどのように考えて行動するのかをまとめている心理学入門書です。項目によっては心理学だけではなく、脳科学の最新データなども取り入れて、「なぜそうなるのか?」を解説しています。

1章/出会いの心理学

・人はなぜ友人を作ろうとするのか?(親和欲求)
・第一印象は極めて重要(初頭効果)
・印象は操作できる(自己呈示)
・好印象は雰囲気・外見から(ハロー効果)
・洋服の色は重要(色彩心理)
・スーツとネクタイの関係
・表情と視線で好印象をつくるテクニック
・大人の「人見知り」はなぜおこる?(自己防衛)
・人見知りを改善するには
・聞き上手が良好な関係を築く
・聞き上手になるポイント
・名刺交換で良好な人間関係を作る方法

2章/関係を深める心理学

・なかなか人と親しくなれない人(自己開示)
・どうすれば相手に好かれるか?(パーソナル・スペース)
・エレベータの中では、なぜ目を合わさないのか?
・相手を不快にさせないで「断る」方法/仕事編(条件付賛成話法)
・相手を不快にさせないで「断る」方法/知人編(イエス・バットの手法)
・依頼を通しやすくする方法(ランチョン・テクニック)
・上司や先輩とうまく付き合う方法
・理想のリーダー像(PM理論)
・部下や後輩の効果的な育て方(ピグマリオン効果)
・なぜ会議の参加者は発言が少ないのか(リンゲルマン効果)
・会議室をうまく利用する工夫
・会議はどこに座るのがよいか
・自己主張の伝え方(アサーション)
・自分の気持ちを大事にする
・アサーションを活用した教育方法
・メール心理学
・メールのマナーと基本ルール
・人は笑顔になると笑顔をかえす(ミラーニューロン)
・良好な関係を作る5つの武器

3章/やり直しの心理学

・なぜ「好きな人」と「嫌いな人」がいるのか?
・対人トラブルの色々な種類
・困った人への対処方法
  ○自慢話をいつもする人
  ○自分の間違いを認めない人
  ○失敗を誰かのせいにする人
  ○日によって言っていることが変わる人
  ○生理的に嫌いな人
・嫌われていると思ったら
・役割が人を変える(役割性格)
・人はどうして怒るのか?
・人はどうしてキレるのか?
・話を聞かない男は嫌われる
・涙は感情を癒す体の仕組み

4章/相手の心を知る心理学、気持ちを伝える心理学 

・ノンバーバル・コミュニケーションの重要性
・ノンバーバル・コミュニケーションの発達
・相手の考えていることを理解するには
・相手に誤解されることが多い人
・相手の嘘を見抜く方法
  ○嘘は顔でなく、手と足に出る
  ○話し方からでも嘘が見抜ける
・視線でわかる相手の考えていること
・よりよい人間関係のためにできること
  ○脳内物質セロトニンの力
  ○心のバランスがとれた生活

1章「出会い」→2章「関係を深め」→3章で「やり直し」とつながっていますので、人間関係を大きな流れ出理解できます。自分の中で気になるところだけをチェックする形でもよいでしょう。また、言葉に過剰に依存しないために、非言語系のコミュニケーションの重要性も書いています。